2018年6月
私は日本で椎間孔拡大術の手術を受けました。左手の盛大な痛み、痺れ、脱力はこの手術でとれ、これには感謝していたのですが、術後1カ月、2カ月と様子を見ていくうちにとても仕事に戻れるような状態ではなく、また 術前にはなかった症状も現れ始めたため、松崎さんに連絡を取りすぐさまADRを受けることを決めました。

そして、2019年1月 念願のADRを受けることが出来ました。今思えば私の症状に椎間孔の拡大術は根本的な解決にはならなかった。それでもドイツでの手術で今は不安だった症状も取れ、本当によかったです。

今年の春は桜を見上げてお花見が出来ました。うなずくことさえ痛みが出ていた首も今は痛みがありません。夢のようです。

私は2015年9月には、あるきっかけから常に首に杭を打ったような痛みが出るようになっていました。首を左右に動かすにも痛みがあり、うつむくこともままならず、かなり日常生活で不自由をしておりました。

背中(左肩甲骨内側)にも常にじんじんと痛みが出ていました。2017年秋 左指に痺れが出始め朝方は痛み、痺れで目が覚める、年末には力も入れづらく、ラーメンのレンゲが重く感じる程でした。 手の痺れが出たら手術を考えた方がいいかもと言われたことがあり、病院に行くと「症状を取るには固定術を受けるしかなく、この固定術を受ければ何年か後にはすぐ上もダメになってまた手術になるだろう」とのこと 「脊髄は今はセーフ」との説明でした。

この頃はもう絶望感でいっぱいで夜もろくに眠れませんでした。そんな中、松崎さんのブログを見つけADRを知り なんとか助かる! という思いだったのですが、私は一度このドイツ行きを諦めてしまい日本で受けられる手術を選んでしまいました。

家族の反対、費用 、迷いに迷いました。できれば家族に応援して欲しかった。本当は日本での手術の方が不安があった。自分にしっかり責任を持つなら最初からドイツへ行くべきだった。でもこの時はまだ少しだけ精神的な余裕が残っていたんだと思います。
家族の反対があったとはいえ松崎さんの話しさえ聞かずに諦めたことを今は後悔しています。
それでも今年はADRを受け、ここまで回復出来ました。
本当にありがたいです。
色々な思いがあるのですが、日本での拡大術からドイツでADRを受けた今迄をざっと時系列で書きたいと思います。

2018年6月 拡大術(MacF)受ける。3日で退院。 左手の盛大な痛み痺れ、脱力、背中の痛み取れるがしばらく横になりっぱなし。 首の動きは相変わらずで痛みが出るため動かせず、うなずきでの痛みも変わらず。 下を向いての作業は5分ともたない。良くなっていくところとなんとなく悪い感じの混ざったなんとも言えない状態。7月の検診では「経過良好」とのこと。

2018年8月 うつむいてのめまい、左足、臀部の痛み違和感(術前も少しあった)

2018年9月 3カ月検診 今の症状は「脊髄軽度圧迫から」とのこと。「首、無理せず大事に過ごすよう」指導される。
仕事に戻れる感じせず、ADRを受ける決心する。
2018年11月 10月、11月と左足、痛みと重だるさ 左半身重だるくさっと動けない。術前にはなかった症状。
2018年12月 左半身の重だるさ強まる。不安。左腕の痛み出る。使うと痛みが出ていつまでも痛む。弱くなった感じ。
以前は腕はさほど痛み無く、いくら使っても大丈夫という感じだった。
左頭部違和感。左足もベランダの網のデコボコで違和感、痛みなかなか抜けない。
2019年1月 ドイツで悪い2椎にADR受ける。
麻酔から目が覚め、痛みより気持ち悪さのみ。手術まだかと思っていたが"終わりましたよ"と声かけられホッとする。
術後痛みよりめまいがあった。手術したところは痛みというより重苦しい感じで病院で氷をもらい冷やしていました。病院ではお湯や水が自由にもらえ、紅茶のパックもあって不自由しません。

病院での食事はあまりすすまず往生しました。 首の手術でしたが飲み込みの感じは変わらず食事は普通に出来ました。
術後すぐ体の重だるさ取れる。

動いて傷の痛みはあったものの退院後近くのスーパーまで歩いて行けたのには自分でびっくりした。このスーパーには連日歩いて出かけ、色々買い物を楽しみちょっとした観光気分を味わうことが出来ました。軽いめまいは日本に戻ってからもあったのですが、1カ月ほどですっかり無くなりました。

うなずくことも痛みはすぐ出なくなり、下を向いての作業もなんともないです。ありがたいです。英語の全く出来ない自分が不自由なくドイツに行き手術を受けることが出来ました。本当に感謝しております。